アイデアは檜山さんが高級ブランド「ルイ・ヴィトン」のフリスクケースを見かけたことから始まった。「5万円して当時買えず、今も手元にはないが、これにフリスクではなくて電話を入れたら面白いんじゃないかと考えたのが原点」だという。
開発の際にはフリスクとほぼ同形にしてケースに収めることに加え、操作感に関わるキーボードの角度や形、高級感を出すために金属を使うなどにこだわった。「自分の欲しいものしか作らない」と檜山さん。「全ての人が持つものではなく、ある程度感度のよい限られた人たちが持つもの」と話す。
2月1日現在、ウィルコムのオンラインストアでは在庫切れの状態と人気を集める同商品。「エイビットはこれまでもブランドメーカーだったが、電話機の中に入ってしまって、あくまでも『中の人』だった」と檜山さん。「ここにきて自分たちのブランドが出てきたところもあるので、製品がブランドを引っ張るような物作りをしていきたい」と意気込む。