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完売続出! 青いバラが「幻のバラ」に (1) - MSN産経ニュース
不可能の代名詞だった「青いバラ」が現実となった。サントリーホールディングス傘下のサントリーフラワーズが開発した世界初の青いバラ「SUNTORY blue rose APPLAUSE(アプローズ)」が、いよいよ発売されたのだ。店頭価格は1本2千~3千円と通常の約10倍という高値にもかかわらず、話題性から11月発売分は予約でほぼ完売。発売初日の11月3日にはわずか10分で店頭から姿を消し、当分の間は“幻のバラ”となりそうだ。
 挑戦の付加価値
青いバラが「不可能」とされてきたのは、バラに青い色素を作る遺伝子がないためだ。その不可能にサントリーが挑んだのは約20年前。同社植物科学研究所は、最先端のバイオテクノロジーを駆使し、青い花の植物から青色色素を作る遺伝子を移植した。
開発は失敗の連続だった。研究者があきらめかけたころ、子どもが青い折り紙で作ったバラをプレゼントされて再度、奮起したというエピソードもある。パンジーの遺伝子でバラ花弁に青色色素を作ることに成功したときには、すでに10年が経過していた。
そんな事業を長年継続したのが、非上場のサントリーの企業風土であり、創業者が唱えた「『やってみなはれ』精神だ」と植物科学研究所の津田晋三課長は言う。「サントリーのDNAとして、今後も大切に育てたい」
 会社に貢献できる?
同社は、同じ技術を応用して青いカーネーションや菊を商品化したが、切り花部門は「利益を生み出すにはほど遠い」(サントリーフラワーズ)。
サントリーはキリンホールディングスと提携交渉中で、キリンが株主らの反発を嫌い、収益の上がらない事業部門を切り捨てないとも限らない状況にあるため、早期の事業黒字化を急ぐ必要がある。
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日本の花市場の規模もハードルになる。農林水産省の統計調査(平成19年)によると、日本の切り花流通量は年間約58億本。葬祭などでで需要の多い菊が19億本に対して、バラ市場は4億本に過ぎない。
サントリーは2年後に国内でアプローズの20万本の販売を目指すが、20年分の研究開発費に見合う利益は上げられない。早くも国際市場への進出を展望するのはこうした理由からで、3年以内に南米コロンビアでの生産を検討している。
 業界の期待
数字上では“ニッチ”商品の青いバラだが、業界では「久々の明るい話題」と期待は高い。
アプローズを扱う生花販売店、フェニックス三番街店(大阪市)では、10月末の発売の発表以降、問い合わせが絶えず、11月分はほぼ完売。フェニックスを運営するクリエイティブ阪急のフラワー&グリーン事業部、マーチャンダイジンググループ、荒井康介サブリーダーは「売り上げが右肩下がりの花業界にとって注目商品があることはありがたい」と話す。青いバラへの注目は、消費者が花を贈ろうと思い立つきっかけになるためで、青いバラがなくても顧客に他の提案ができるため「アプローズの経済効果は計り知れない」という。
切り花需要が高まる年末に向け、大阪市北区の花店、フラワーガーデンの炭田耕次さんも「お客さんを引きつけるよう、ブランドをうまく確立された。さすが宣伝上手なサントリーさんだ」と、期待を寄せる。
同店では通常、新商品は店に何本が残し、つぼみから満開になるまでの咲き方や日持ちを確認する。だが、11月3日から扱いを始めた「アプローズ」だけは予約があまりに多く、残しておく余裕がなかった。
「1本だけでも手元で満開になるのを見たい。私たち花を扱うものならだれもが夢見た、世界初の青いバラですから…」。
炭田さんの願いが叶うのはまだしばらく先になりそうだ。

どう見ても淡い紫にしか見えないんだけど、みんなはこれが青に見えるのかね…

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完売続出! 青いバラが「幻のバラ」に (1) - MSN産経ニュース

不可能の代名詞だった「青いバラ」が現実となった。サントリーホールディングス傘下のサントリーフラワーズが開発した世界初の青いバラ「SUNTORY blue rose APPLAUSE(アプローズ)」が、いよいよ発売されたのだ。店頭価格は1本2千~3千円と通常の約10倍という高値にもかかわらず、話題性から11月発売分は予約でほぼ完売。発売初日の11月3日にはわずか10分で店頭から姿を消し、当分の間は“幻のバラ”となりそうだ。


挑戦の付加価値

青いバラが「不可能」とされてきたのは、バラに青い色素を作る遺伝子がないためだ。その不可能にサントリーが挑んだのは約20年前。同社植物科学研究所は、最先端のバイオテクノロジーを駆使し、青い花の植物から青色色素を作る遺伝子を移植した。

開発は失敗の連続だった。研究者があきらめかけたころ、子どもが青い折り紙で作ったバラをプレゼントされて再度、奮起したというエピソードもある。パンジーの遺伝子でバラ花弁に青色色素を作ることに成功したときには、すでに10年が経過していた。

そんな事業を長年継続したのが、非上場のサントリーの企業風土であり、創業者が唱えた「『やってみなはれ』精神だ」と植物科学研究所の津田晋三課長は言う。「サントリーのDNAとして、今後も大切に育てたい」


会社に貢献できる?

同社は、同じ技術を応用して青いカーネーションや菊を商品化したが、切り花部門は「利益を生み出すにはほど遠い」(サントリーフラワーズ)。

サントリーはキリンホールディングスと提携交渉中で、キリンが株主らの反発を嫌い、収益の上がらない事業部門を切り捨てないとも限らない状況にあるため、早期の事業黒字化を急ぐ必要がある。

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日本の花市場の規模もハードルになる。農林水産省の統計調査(平成19年)によると、日本の切り花流通量は年間約58億本。葬祭などでで需要の多い菊が19億本に対して、バラ市場は4億本に過ぎない。

サントリーは2年後に国内でアプローズの20万本の販売を目指すが、20年分の研究開発費に見合う利益は上げられない。早くも国際市場への進出を展望するのはこうした理由からで、3年以内に南米コロンビアでの生産を検討している。


業界の期待

数字上では“ニッチ”商品の青いバラだが、業界では「久々の明るい話題」と期待は高い。

アプローズを扱う生花販売店、フェニックス三番街店(大阪市)では、10月末の発売の発表以降、問い合わせが絶えず、11月分はほぼ完売。フェニックスを運営するクリエイティブ阪急のフラワー&グリーン事業部、マーチャンダイジンググループ、荒井康介サブリーダーは「売り上げが右肩下がりの花業界にとって注目商品があることはありがたい」と話す。青いバラへの注目は、消費者が花を贈ろうと思い立つきっかけになるためで、青いバラがなくても顧客に他の提案ができるため「アプローズの経済効果は計り知れない」という。

切り花需要が高まる年末に向け、大阪市北区の花店、フラワーガーデンの炭田耕次さんも「お客さんを引きつけるよう、ブランドをうまく確立された。さすが宣伝上手なサントリーさんだ」と、期待を寄せる。

同店では通常、新商品は店に何本が残し、つぼみから満開になるまでの咲き方や日持ちを確認する。だが、11月3日から扱いを始めた「アプローズ」だけは予約があまりに多く、残しておく余裕がなかった。

「1本だけでも手元で満開になるのを見たい。私たち花を扱うものならだれもが夢見た、世界初の青いバラですから…」。

炭田さんの願いが叶うのはまだしばらく先になりそうだ。

どう見ても淡い紫にしか見えないんだけど、みんなはこれが青に見えるのかね…

posted 3 weeks ago on November 9th, 2009 at 10:15 via kml /